研究課題/領域番号 |
25281015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 公益財団法人高輝度光科学研究センター |
研究代表者 |
為則 雄祐 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門, 副主席研究員 (10360819)
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研究分担者 |
吉村 寿紘 国立大学法人東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (90710070)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2013年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 古環境 / 生物炭酸塩 / 化学形態 / 軟X線 / マイクロビーム / 軟X線吸収分光 / 微量元素 / カワシンジュガイ / 放射光軟X線 / スペシエーション / 放射光 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、生物炭酸塩中の微量元素の空間分布を化学形態を区別して観察することにより、微量元素を環境指標とした古環境解析の精度向上と、新たな環境指標の開拓を目的として研究を実施した。ここでは硫黄に注目し、河川に生息する長寿淡水二枚貝を対象とした分析を行い、酸化的な硫黄と還元的な硫黄の空間分布を区別して観察し、化学形態毎に異なる空間分布を持つことを見いだすとともに、還元的な硫黄が成長線構造と対応していることを明らかにした。本研究課題により、生物炭酸塩骨格中の微量元素の化学形態を環境指標として利用し、新たな古気候・古環境復元へと広く展開するための足掛かりを築くことができた。
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