遺伝子治療実用化を加速する効率的・持続的遺伝子発現システムの創製

• 研究課題/領域番号: 25282144
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生体医工学・生体材料学
• 研究機関: 広島大学 (2014-2015); 愛媛大学 (2013)
• 研究代表者: 紙谷 浩之 広島大学, 医歯薬保健学研究院(薬), 教授 (10204629)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円); 2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2014年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2013年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
• キーワード: 遺伝子治療 / プラスミドDNA

研究成果の概要

アクチベーターとして、配列依存的DNA結合蛋白質（酵母GAL4の配列依存的DNA結合ドメイン）とマウスのヒストンアセチル基転移酵素（HAT）の融合蛋白質の遺伝子を作製し、また、GAL4の配列依存的DNA結合ドメインが結合する配列をレポーター遺伝子（ルシフェラーゼ遺伝子）とGAL4-HAT遺伝子の上流と下流に導入した。Hepa1-6細胞にアクチベーター遺伝子と共導入した結果、レポーター遺伝子の発現が有意に上昇することを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Insertion and deletion mismatches distant from the target position improve gene correction with a tailed duplex. (2016)
  • 著者名/発表者名: H. Kamiya*, N. Nishigaki, A. Ikeda, S. Yukawa, Y. Morita, Y. Nakatsu, T. Tsuzuki and H. Harashima
  • 雑誌名: Nucleosides Nucleotides Nucleic Acids 巻: 35 号: 7 ページ: 379-388
  • DOI: 10.1080/15257770.2016.1163384
  • NAID: 120006313423
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Transcription of 4’-thioDNA templates to natural RNA in vitro and in mammalian cells. (2015)
  • 著者名/発表者名: Maruyama, H.; Furukawa, K.; Kamiya, H.; Minakawa, N.; Matsuda, A.
  • 雑誌名: Chem. Commun. 巻: 51 号: 37 ページ: 7887-7890
  • DOI: 10.1039/c4cc08862j
  • NAID: 120005714777
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Anatomy of plasmid DNAs with anti-silencing elements (2014)
  • 著者名/発表者名: G. N. Kanda, S. Miyamoto, M. Kobayashi, I. Matsuoka, H. Harashima and H. Kamiya
  • 雑誌名: Int. J. Pharm. 巻: 464 号: 1-2 ページ: 27-33
  • DOI: 10.1016/j.ijpharm.2014.01.025
  • 査読あり
• [雑誌論文] Correlation between transgene expression and plasmid DNA loss in mouse liver (2013)
  • 著者名/発表者名: R. Togashi, H. Harashima and H. Kamiya
  • 雑誌名: J. Gene Med. 巻: 15 号: 6-7 ページ: 242-248
  • DOI: 10.1002/jgm.2716
  • 査読あり
• [学会発表] 特異的ヒストンアセチル化による導入プラスミドDNAの発現上昇 (2015)
  • 著者名/発表者名: 西原実香，鈴木哲矢，紙谷浩之
  • 学会等名: 第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-12-03
• [学会発表] 非標的部位に導入した塩基-塩基ミスマッチがtailed duplexによる配列変換へ与える影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 西垣奈津希，鈴木哲矢，中津可道，續輝久，紙谷浩之
  • 学会等名: 第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-12-03
• [学会発表] 標的配列近傍での切断は5’-tailed duplexによる配列変換効率を向上させる (2015)
  • 著者名/発表者名: 今田貴士，西垣奈津希，鈴木哲矢，紙谷浩之
  • 学会等名: 第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-12-01
• [学会発表] 核酸を用いる発癌・制癌研究：DNA損傷による変異機構の解明と遺伝子治療用核酸の設計 (2015)
  • 著者名/発表者名: 紙谷浩之
  • 学会等名: 日本分析化学会中国四国支部 広島地区分析技術研究会
  • 発表場所: 東広島
  • 年月日: 2015-03-18
  • 招待講演
• [学会発表] 非標的部位におけるミスマッチの配列変換（遺伝子修復）への影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西垣奈津希，池田彰弘，湯川誠也，守田由子，中津可道，續輝久，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-26
• [学会発表] 特異的ヒストン修飾による導入プラスミドDNAの発現上昇 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西原実香，神田元紀，山門振一郎，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-26
• [学会発表] DNA損傷が誘発する発癌機構の解明と遺伝子治療用核酸の設計 (2014)
  • 著者名/発表者名: 紙谷浩之
  • 学会等名: 日本分析化学会第63年会
  • 発表場所: 東広島
  • 年月日: 2014-09-18
  • 招待講演
• [学会発表] プラスミドDNA特異的ヒストン修飾による導入遺伝子発現上昇 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西原実香，神田元紀，山門振一郎，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第30回日本DDS学会学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-07-30
• [学会発表] 導入プラスミドDNAの特異的ヒストン修飾による発現上昇 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西原実香，神田元紀，山門振一郎，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第55回日本生化学会中国・四国支部例会
  • 発表場所: 松山
  • 年月日: 2014-06-07
• [学会発表] ファージDNAを用いたtailed duplexの作製と標的遺伝子の配列変換 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西垣奈津希，池田彰弘，湯川誠也，守田由子，中津可道，續輝久，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第55回日本生化学会中国・四国支部例会
  • 発表場所: 松山
  • 年月日: 2014-06-07
• [学会発表] The effect of plasmid DNA sequence on gene expression and polycation complex formation
  • 著者名/発表者名: R. Togashi, H. Akita, H. Kamiya, H. Harashima
  • 学会等名: 40th Annual Meeting & Exposition of the Controlled Release Society
  • 発表場所: Honolulu, Hawaii, USA
• [学会発表] In vivoにおける外来遺伝子発現の持続を達成するDNA配列の同定
  • 著者名/発表者名: 神田元紀，小林三和子，松岡一郎，原島秀吉，紙谷浩之
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸