研究課題
基盤研究(B)
オートファジーは恒常性維持や疾患抑制に貢献する細胞内分解系である。大部分のオートファジーは、分解対象を選ばないが、一部に選択的オートファジーが知られている。選択性発現の分子メカニズムを解明することは、オートファジーを理解する上で極めて重要である。本研究では、私たちの体で作られる(=内因性)の小分子が、選択的オートファジーに関与するか調べた。細胞内に侵入した細菌の周囲に、内因性8-ニトロcGMPによる修飾が集積することが判明し、この集積とユビキチン化、細菌排除とのあいだに津良い相関が見られた。このことから、細菌排除の選択性を決定する初期の段階でマーカーとして働いていることが示唆される。
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件、 招待講演 12件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Mol. Cell
巻: 52 号: 6 ページ: 794-804
10.1016/j.molcel.2013.10.024
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2013/11/press20131115-01.html