研究課題
基盤研究(B)
脊髄小脳失調症6型は本邦に多い神経変性疾患で小脳の神経細胞が徐々に脱落し運動機能が低下します。SCA6患者ではアミノ酸の1種であるグルタミンの繰り返し配列(ポリグルタミン)が異常に伸長した分子が産生され、次第に細胞内のリソソームに蓄積する ことが知られていましたが、神経細胞変性に至るメカニズムは不明でした。本研究では脊髄小脳失調症6型の病態に、神経炎症が関与することを初めて示すとともにミクログリア細胞の活性を抑えることで脊髄小脳失調症6型モデルマウスの初期病態を軽減させることに成功しました。
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