研究課題/領域番号 |
25284089
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 たかね 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (10168354)
|
研究分担者 |
杉岡 洋子 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00187650)
萩原 裕子 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (20172835)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 言語脳科学 / レキシコン / 形態論 / 事象関連電位 / 「語」の処理 / 語形成 / 言語処理 / 規則適用 / 語彙記憶 / 屈折 / 句構造 / 連濁 |
研究成果の概要 |
本研究は、語レベルの言語処理にかかわる心内・脳内メカニズムの解明を目指し、語形成にかかわる音韻・形態・統語という異なる側面に焦点を当て、事象関連電位(ERP)計測の手法を用いた実験を行った。具体的には、複合語における連濁(音韻現象)、動詞の屈折(形態現象)、接辞として実現される機能範疇(統語現象)をとりあげ、いずれも句レベルの統語処理同様のメカニズムが働くことを示唆する結果を得た。また、屈折については語彙記憶が関わる現象も併存することが示唆された。総合的に見て、語レベルの言語処理に、規則による演算と語彙記憶という、質的に異なる2つのメカニズムが関与するというモデルが支持される。
|