研究課題/領域番号 |
25286042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
柳 久雄 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (00220179)
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研究分担者 |
香月 浩之 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 准教授 (10390642)
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連携研究者 |
佐々木 史雄 独立行政法人産業技術総合研究所, 電子光技術研究部門, 上級主任研究員 (90222009)
堀田 収 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 教授 (00360743)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2013年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | TPCO結晶 / 遅延発光 / 超放射 / 量子コヒーレンス / 有機レーザー |
研究成果の概要 |
TPCO結晶の発光増幅において観測されるパルス型遅延発光の起源を明らかにするため、TPCO誘導体を用いて結晶構造や結晶サイズが及ぼす影響を調べた。BP1Tにシアノ基を置換したBP1T-CNは三斜晶に結晶化し、単斜晶のBP1Tに比べて遅延時間が短くなった。AC5およびBP3T結晶のラマン測定より、発光増幅過程に分子振動のコヒーレンスが関与していることが示唆された。p-6P結晶のサイズが小さくなるほど蛍光寿命と発光増幅励起閾値の低下が観測された。以上のことから、TPCO分子が一軸に規則配列した単結晶中では、マクロなスケールで分子振動を介して発光と励起子の間に強い相互作用が生じていると考察した。
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