研究課題
基盤研究(B)
固相ゲル中結晶化法は、凝固したゲル中でタンパク質結晶を育成させる世界で初めてのタンパク質結晶化法である。本方法の特徴は、タンパク質結晶の有機溶媒に対する耐性を飛躍的に向上させたことにある。本研究では、従来法では実現できなかった、難水溶性化合物の溶解した高濃度有機溶媒へ、ゲル中結晶を浸漬することにより、複合体結晶を作製する新規技術開発を行った。その結果、凝固ゲル中ストレプトアビジン結晶とFABP3結晶を阻害剤が溶けた50%DMSO溶液へ数時間浸漬した後、X線回折実験によって得られたデータを用いて、構造解析を行ったところ、活性部位に阻害剤の電子密度をはっきりと観察することに成功した。
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