研究課題/領域番号 |
25287089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
田嶋 尚也 東邦大学, 理学部, 教授 (40316930)
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研究分担者 |
西尾 豊 東邦大学, 理学部, 教授 (20172629)
森成 隆夫 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (70314284)
須田 理行 分子科学研究所, 協奏分子システム研究センター, 助教 (80585159)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 有機導体 / ディラック電子 / 量子ホール効果 / ランダウ準位 / ディラック電子系 / 量子輸送現象 / キャリア注入 / 分子性ディラック電子系 / 接触帯電法 / キャリアドープ / 電界効果 |
研究成果の概要 |
我々は高圧下で質量ゼロのディラック電子系を実現する有機導体を発見した。最初のバルクなディラック電子系である。さらに、グラフェンと異なる傾いたディラックコーンを持つ。ディラック電子系の特徴の1つは磁場下で現れる。通常の導体とは異なる特別なランダウ準位構造を形成するのである。しかし、この系はフェルミ準位が常にディラック点にあるために、これまで特別なランダウ準位構造を検出できていなかった。本研究では、この系へのキャリア注入手法を確立し、ディラック電子系の特徴であるπベリー位相を含む量子振動と半整数量子ホール効果を観測した。さらに、ディラックコーンの線形分散型から補正し、傾きパラメーターを決定した。
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