研究課題/領域番号 |
25288032
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 奈良女子大学 (2014-2016) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) (2013) |
研究代表者 |
藤井 浩 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (80228957)
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連携研究者 |
波田 雅彦 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (20228480)
小倉 尚志 兵庫県立大学, 生命理学研究科, 教授 (70183770)
足立 伸一 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60260220)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2015年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2014年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2013年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | heme / salen / hypochlorite / chloroperoxidase / myeloperoxidase / chloride / oxidation / chlorination / 酵素反応 / 反応中間体 / 次亜塩素酸 / 不斉 / 反応性 / ヘム / 酸化反応 / 電子構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、酸化反応や生体防御過程の鍵となる次亜塩素酸錯体の生成機構や反応性に関する研究を行った。次亜塩素酸の生成過程を解明するため、酵素活性中間体モデル化合物を合成し、それと塩素イオンとの反応を研究した。その結果、次亜塩素酸を合成する酵素がもつ活性部位のシステイン配位やヘムとアミン酸の共有結合によるひずみが次亜塩素酸生成反応の鍵となっていることを明らかにした。次亜塩素酸錯体の反応性を解明するため、シス位とトランス位の配位子の電子供与性効果を研究した。その結果、シス位配位子とトランス位配位子の効果が反応性に対して逆の傾向を示すというたいへん興味深い結果を得ることができた。
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