研究課題/領域番号 |
25289257
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
武藤 泉 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20400278)
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研究分担者 |
原 信義 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (40111257)
菅原 優 東北大学, 大学院工学研究科, 助教 (40599057)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 材料加工・処理 / 腐食防食 / ステンレス鋼 / すき間腐食 / 蛍光イメージング / 化学イメージング |
研究成果の概要 |
pHと塩化物イオン濃度を同時計測できる蛍光イメージングプレートと、電位分布を可視化できるイメージングプレートを開発し、ステンレス鋼のすき間腐食発生機構を解析した。腐食発生に先だち、すき間内では低pH化とわずかな塩化物イオンの濃縮がゆっくりと同時に進行する。その後、局部的な溶解(マクロピット)が発生し、これと共に急激な強酸性化と塩化物イオンの高濃度化が起こり、溶液組成は4 Mを超える濃塩酸に相当するものに変化する。腐食の潜伏期間では、電位の低下が生じている可能性があることが分かった。ステンレス鋼のすき間腐食は、塩化物を含む弱酸性環境中での局部的な不働態-活性態遷移がトリガーであることが分かった。
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