研究課題
基盤研究(B)
私たちのDNAは一日に何万もの塩基が損傷を受ける。DNA複製中に生じた損傷は、複製ポリメラーゼを停止させてしまい、その結果、細胞死やがん化など、細胞にとって概ね好ましくない情況になる。このような場合、細胞はDNA損傷による複製停止を回避するために、「損傷トレランス」と呼ばれる仕組みによってDNA複製を継続する。損傷トレランスには、2つの経路、「損傷乗り越え合成」と「テンプレートスイッチ」が知られている。本研究では、DNA損傷を修復せずにDNA複製を続ける「損傷トレランス」の分子メカニズムを、タンパク質のX線結晶構造解析と構造に基づく機能解析によって解明し、さらに新たな創薬戦略の構造基盤を得た。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (19件) (うち国際学会 1件、 招待講演 4件) 備考 (1件)
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