研究課題
基盤研究(B)
小腸上皮細胞の約0.4%を占める刷子細胞の分化機構と細胞機能は不明であった。本研究では、以前我々のグループが味蕾の甘味、苦味、うま味細胞への運命決定を司ることを報告した転写因子Skn-1aが、小腸刷子細胞の分化も制御していることを明らかにした。Skn-1欠損マウスは野生型マウスと比べて、摂餌量には差がなかったが、カテコールアミン分泌量の増大によって消費エネルギーが増加したために、低体重・低体脂肪を示した。以上より、腸脳軸を介した新しい生体恒常性維持機構の存在が示唆された。今後、これらの細胞に作用する食品由来因子を探すことによって、肥満や糖尿病の新たな治療法の開発に繋がることが期待される。
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 1件) 備考 (2件)
Neurosci Lett
巻: 617 ページ: 46-51
10.1016/j.neulet.2016.01.050
J. Agric. Food Chem.
巻: 63 号: 38 ページ: 8493-8500
10.1021/acs.jafc.5b03193
PLoS ONE
巻: 22 号: 7 ページ: e0132016-e0132016
10.1371/journal.pone.0132016
120005745670
Biosci. Biotechnol. Biochem.
巻: 79 号: 2 ページ: 171-176
10.1080/09168451.2014.975187
PLoS One
巻: 9 号: 6 ページ: e98738-e98738
10.1371/journal.pone.0098738
The Journal of Biological Chemistry
巻: 288 号: 52 ページ: 36863-36877
10.1074/jbc.m113.494443
BMC Biochem.
巻: 14 号: 1 ページ: 16-16
10.1186/1471-2091-14-16
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/tastescience/