研究課題/領域番号 |
25292088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉岡 崇仁 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (50202396)
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研究分担者 |
舘野 隆之輔 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (60390712)
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連携研究者 |
松山 周平 酪農学園大学, 農食環境学群, 講師 (30570048)
福島 慶太郎 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 特任助教 (60549426)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2015年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2014年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2013年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | シカ食害 / 餌選択 / 天然生林 / 草本群落 / 人工林 / 生物多様性 / 窒素循環 / 草本生態系 / 窒素代謝 / 植生 / 間伐施業 |
研究成果の概要 |
植生が異なる生態系で、植生に及ぼすシカ食害の実態を調査するとともに、その土壌物質循環への影響を明らかにし、シカ食害が森林の多面的機能に及ぼす影響を評価した。その結果、シカ排除柵の効果は草地、間伐後の人工林、未間伐の人工林の順で小さい(遅れて現れてくる)ものと考えられた。また、シカ食害は、シカの嗜好性によって下層植生の生物多様性に影響するが、それぞれの植物種がもつ生理学的な特徴(硝酸塩還元酵素活性)を通して、土壌中の物質循環に影響を間接的に及ぼしていることが示唆された。シカ食性→植生→土壌物質循環の連環を解明することがシカ食害が森林生態系にもたらす影響を把握する上で重要であることが示された。
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