研究課題
基盤研究(B)
福島原発事故により森林に降下した放射性セシウムの将来の行方を予測するために、事故前に採取された森林土壌試料を用いて、1950~1960年代に多く行われた大気圏内核実験による放射性セシウムの分布沈着状況を調べた。沈着量は主に冬季降水量と高層気象の影響を受けて、東北から北陸地方の日本海側で多かった。気象官署における降水中の放射性セシウムの直接観測結果と比較したところ、50年を経ても大部分の放射性セシウムは森林土壌中に残存蓄積していると考えられた。福島原発事故で放出された放射性セシウムも長く森林土壌中に留まると予想される。
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現代化学
巻: 540 ページ: 40-43
Bears Japan (日本クマニュース)
巻: 16 ページ: 15-16