研究課題
基盤研究(B)
デング熱は世界的に重要な蚊媒介性ウイルス感染症であり、重症化により致死的なデング出血熱となる。デング熱・デング出血熱にはこれまで動物モデルがなく、病態形成機序の解明や新規予防治療法の開発の遅れの原因の一つであった。マーモセットはデングウイルス接種により高いウイルス血症を示し、また抗体応答、T細胞応答もヒトと同様であった。一つの血清型の弱毒生ワクチン候補株の免疫によって中和抗体が誘導され、同種血清型ウイルスの接種によるウイルス血症は防御された。以上、マーモセットが、病態形成機序の解明や新規予防治療法の開発のモデルとなることが示された。
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American Journal of Tropical Medicine and Hygiene
巻: 92(2) ページ: 370-376
Journal of General Virology
巻: 95 号: 3 ページ: 591-600
10.1099/vir.0.060384-0