研究課題
基盤研究(B)
北部ペルー、モスキート平原に先土器期に神殿が成立した背景を、編年と地域社会の変化のプロセスに着目して考察するのが研究の主目的である。この平原には石造の基壇やテラスなどの遺構が多数分布する。それらの分布をトータルステーション測量し、27の地点にて発掘を実施した。大規模建築「モスキートZ1」の発掘では、何世紀にもおよぶ神殿の改変・更新過程が詳細に解明された。また他にも先土器期の祭祀的な建築複合や、耕作の痕跡のあるテラス群が平原内に複数認められた。これらの祭祀建築と、耕作地との空間的な関係および編年上の一致から、最初期の大規模建築の成立は農業生産と結びついていたと示唆される。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (19件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 図書 (6件)
古代アメリカ
巻: 20 ページ: 107-122
40021415864
月刊考古学ジャーナル
巻: 697 ページ: 29-34
Nayra Kunan Pacha. Revista de Arqueologia Social
巻: 1 ページ: 175-186
巻: 19 ページ: 35-46
40021054125
Arqueologia y Sociedad
巻: 30 ページ: 353-372
Boletin de SIARB
巻: 29 ページ: 18-24
Mundo de Antes
巻: 8 ページ: 141-157
巻: 17 ページ: 101-117
40020309481
Senri Ethnological Studies
巻: 89 ページ: 201-223