研究課題/領域番号 |
25304025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井出 雄二 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90213024)
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研究分担者 |
齊藤 陽子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教 (00302597)
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研究協力者 |
黒河内 寛之 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (00609000)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2015年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2013年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 希少樹種 / 核SSR / 葉緑体DNA / 次世代シーケンサー / 遺伝的多様性 / DNA分析 / 希少樹木 / 核DNA / 現地外保全 |
研究成果の概要 |
本研究は、絶滅のリスクが高いクスノキ科熱帯樹木ウリンについて、系統地理学的研究を行い木材の違法流通阻止と保全区域の設定に寄与することを目的とした。次世代シーケンサーを用いて、遺伝解析に必要な核SSRマーカー16座の開発と葉緑体シーケンシング領域の決定を行った。次に、インドネシアのスマトラ島およびカリマンタン島の9つの森林に生育する全310個体の遺伝解析を行った。その結果、本種が明瞭な遺伝構造を有し、集団間の遺伝的分化も生じていることが明らかとなり、保全区域設定のための基礎情報を得ることができた。また、葉緑体ハプロタイプは各森林に固有のものが多く、違法流通チェックに有用であると考えられた。
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