研究課題/領域番号 |
25330101
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 達郎 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30324677)
|
研究分担者 |
新熊 亮一 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (70362580)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 同期網 / エラスティック光パスネットワーク / ロボットカー / 同期型交換ネットワークの一般モデルの構築 / 同期型交換ネットワークのアルゴリズムの設計・評価 / 同期型光交換ネットワークのモデル化 / 同期型交通ネットワークのモデル化 |
研究実績の概要 |
本研究では、30年後に実現される同期網について研究を行なった。 エラスティック光パスネットワーク(以下EOPN)を対象とした研究を行なった。EOPNは、近年のインターネットトラヒックの増大に対応するため、細かい粒度の周波数スロットを組み合わせ光パスごとに柔軟に帯域を提供することで光ファイバ内の帯域を有効活用する。EOPNを実現する上で通信のリクエストに対して使用する経路,周波数帯域を決定するRSA(Routing Spectrum Assignment)問題は重要な課題である。柔軟性と品質保証を兼ね備えたサービス予約型割当を提案し、計算機シミュレーションによる評価を行い、提案方式の有効性を示した。さらには、エラスティック光パスネットワークでは、ホップ数が大きいパスは、効率の悪い変調方式が用いられるため、割り当てる周波数スロットが大きくなり、棄却率の観点から不公平になってしまうという問題点に取り組んだ。この不公平性を解消するため、変調方式別の帯域を設けた動的周波数割り当て手法を提案した。計算機シミュレーションにより、その有効性を示した。 また、別のアプリケーションである同期型の交通網を対象に研究を行なった。ここでは、通信ネットワークの技術を応用した同期型の交通制御システムを提案する。このシステム内で自動走行車、いわゆるロボットカーは光ネットワークでの通信パケットのように集中制御される。また、本システムでは制御エリア内でのロボットカーのルーティング方式と、各進行方向への交通信号の周期時間の分配方式を提案している。このシステムを用いてロボットカーを集中制御した場合に、制御エリア内の車両のスループットが取り得る上限値を計算機シミュレーションを用いて評価した。 論文、研究会、国際会議、大会それぞれ1件の発表を行なった。
|