研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、前後左右上下あらゆる方向に対して指向性を自由に再現可能でかつ、狭指向性を持つスピーカアレーの検討を行った。具体的には、正多面体で模擬可能な球面スピーカアレーに着目し、球面調和関数展開領域において最小分散ビームフォーマの原理に基づいてフィルタ設計(球面上で音の大きさと位相を制御)することで、狭指向性と指向性の向きの容易な回転の両立を実現した。さらに、ユーザがジャイロセンサを回転させ、その回転角度に合わせて指向性が回転するシステムを構築し、水平方向内ではあるが、壁からの反射等を利用して音の前後感を含めた音像定位が可能であることを明らかにした。
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電子情報通信学会論文誌
巻: J97-A ページ: 264-273
http://www.hanedalab.inf.uec.ac.jp/