研究課題/領域番号 |
25330209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
牧 勝弘 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 准教授 (50447033)
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研究分担者 |
山川 仁子 尚絅大学, 文化言語学部, 准教授 (80455196)
天野 成昭 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 教授 (90396119)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 空間 / 音源定位 / 反射音 / 中脳 / 聴覚モデル / 音声 / ニューロン / 空間知覚 / 母音 / 方向認識 / バーチャル音響空間 / 摩擦音 / 空間選択性 / 聴覚空間 / 中枢神経系 / 下丘 / 周波数選択性 |
研究成果の概要 |
本研究では、先ず聴覚モデルを利用することで反射音が空間知覚に有利に働くという中脳での生理現象の発生機序を明らかにした。計算機シミュレーションの結果、中脳ニューロンが広い周波数選択性を持つ場合に、ニューロンが反射音に対して高い空間選択性を示すことが明らかとなった。次に、ヒトを対象とした空間知覚実験において音声に対する反射音の効果を検証した。その結果、少なくとも母音に関しては肩からの反射音の影響で、実験参加者の後方において定位精度が上がることが明らかとなった。以上より、反射音が哺乳類の聴覚システムで有効利用されるケースがあるということを、生理学、モデル、および心理学の総合的な見地から実証できた。
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