研究課題/領域番号 |
25340140
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
保科 英人 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (80334803)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 環境教育 / 希少種保護 / 自然観 / 生物観 / 環境保全 / 住民意識 / 絶滅危惧種 |
研究成果の概要 |
福井県越前市は優れた生物多様性を持つ里山を持つことは従来より知られていた.2011年以降は放鳥をみすえたコウノトリの人工増殖事業が始まった.問題は増殖に成功したとしても,同地にその後の野生定着,特に餌資源量を賄える生物多様性が維持されているかにあった.本研究にて,同地の生物多様性は高いことをあらためて示すことができた. 人々のコウノトリへの関心は非常に高まっているが,その一方であまりにコウノトリに偏った行政の保護政策の問題点も浮き彫りとなった.このような成果をもととして小学生対象の環境教育授業を構築し,平成30年夏に実施することができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最終的な目的はコウノトリを用いた環境教育者デルの構築である.最終年度にあたり平成30年度夏に小学生を対象とした環境教育講座を福井大学にて開催した.当日は,コウノトリにまつわる様々な問題を提起した.授業後のアンケートを見るに,子供たちはコウノトリを通して里山環境につき,かなりのレベルまで理解できていた.希少種保護との観点で言えば,多くの問題を含むコウノトリ保護事業であるが,子供たちへの環境教育の材料としては非常に優れた性質を持つと結論付けられた.今後の福井県におけるコウノトリ保全事業において,この成果は大きな意義となると思われる.
|