研究課題/領域番号 |
25350375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉山 滋郎 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任教授 (30179171)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中谷宇吉郎 / 低温科学 / 軍事研究 / TVA / 農業物理学 / 積雪地方農村経済調査所 / 北海道帝国大学 / 科学随筆 / 雪氷科学 / 科学啓蒙 / 伝記 / 科学コミュニケーション |
研究成果の概要 |
中谷宇吉郎について、次の点を調査した。a) 凍上に関しどのような研究を行なったか、b) アメリカのTVA計画をどのように評価し、戦後日本の復興にどう活用しようとしたか、c) 日本が1957年に南極観測を開始するにあたり、その態勢づくりにどのように関わったか、d) 氷に関する中谷の研究は、いかなる意味で、またどの程度まで「軍事研究」だったのか。 これらの調査結果に基づき、これまでとは違う中谷宇吉郎の姿を明るみに出した。中谷は、自然の神秘に魅せられた純粋な基礎科学者というよりも、社会的な問題に強い関心をもち、政治家や財界人とも交流する、きわめて「世俗的な」研究者だった。
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