研究課題
基盤研究(C)
福島第一原子力発電所の事故以来,改めて世界における原子力“平和利用”の展開に関心が寄せられているなか進められた本研究では,原子力“平和利用”を冷戦マターとして位置づけ,東西両陣営間の競争=科学力の誇示,人々の潜在的な不安となっていた放射線問題を鎮静化させる対応,それらを通じた同盟強化といった政治史的事象と関連づけ,“平和利用”の展開について,公正な事実探求のうえに再解釈を試みた.計6回の現地資料調査によって収集された文書記録類などを基礎に,科学者による原子力国際広報活動,放射線影響研究の複雑な展開など,新たな史実の解明に成功し,“東側”における原子力“平和利用”に関する知見の豊富化に貢献した.
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (1件)
The Japan History of Science Society, _Historia Scientiarum_.
巻: 26-1(印刷中)
日本軍縮学会『軍縮研究』
巻: 7 ページ: 39-45
広島大学大学院総合科学研究科紀要Ⅲ『文明科学研究』
巻: 10 ページ: 1-11
Historia Scientiarum
巻: .25-1
http://home.hiroshima-u.ac.jp/ichikawa