研究課題/領域番号 |
25350391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
守屋 豊人 北海道大学, 埋蔵文化財調査センター, 助教 (60396273)
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連携研究者 |
佐野 雄三 北海道大学, 大学院農学研究院, 教授 (90226043)
渡邊 陽子 北海道大学, 大学院農学研究院, 研究員 (30532452)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | トビニタイ文化 / 焼失住居址 / 炭化材 / 樹種識別 / 住居建築材 / 材質分析 / 古環境 |
研究成果の概要 |
北海道東部の遺跡で確認された焼失住居址を分析対象として、焼失住居址から発見された炭化材を樹種識別し、約10世紀~約12世紀におけるトビニタイ文化(その併行期:釧路地域の擦文文化後期)の住まいで、遺跡周辺の古植生から広葉樹(コナラ節、ヤナギ属を主体)を選択し住居建築材で利用していた様相、垂木などに利用するために幹の通直な広葉樹を選択した可能性を示した。オホーツク文化とアイヌ文化との間のトビニタイ文化(およびその併行期の釧路地域)での住居建築材に利用された樹種構成が、北海道東部アイヌ文化(主に、16世紀~18世紀)の住居建築材での樹種構成と同じ傾向と明らかにし、木材選択利用の一特色と考えた。
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