研究課題/領域番号 |
25350399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
降幡 順子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (60372182)
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連携研究者 |
玉田 芳英 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 部長 (90188425)
齋藤 努 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (50205663)
尾野 善裕 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 考古第二研究室長 (40280531)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 奈良三彩 / 渤海三彩 / 施釉瓦 / 鉛同位体比分析 / 胎土分析 |
研究成果の概要 |
古代遺跡から出土した鉛釉陶器などの鉛ケイ酸塩資料について、その原材料の供給体制、製作技術等に関する知見を得るため、釉薬の鉛同位体比と釉薬・胎土の化学組成、推定される焼成温度等に関するデータを蓄積した。それらと地域的・時代的な違いなどに着目し、考古学的な背景を踏まえて考察した結果、8世紀後半の宮跡・寺院などの原材料供給は、ある程度の画一性をもちつつも、出土地(各寺院など)による値のバラツキが確認されるなど、必ずしも一元的な原料供給体制とは限らないことがわかった。また渤海三彩の詳細な資料調査を実施し、奈良三彩との相違点、鉛原材料・胎土の化学的特徴の時期変遷の一端を明らかにした。
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