研究課題
基盤研究(C)
過去に水蒸気爆発を繰り返し、近年火山活動が活発化している立山火山地獄谷において、比抵抗構造調査、地盤変動解析、熱観測、温泉水分析を実施した。その結果、水蒸気爆発を繰り返してきた火山に特有のキャップ構造(地表付近のキャップロックと蒸気溜り)が認められ、その地下浅部は、高温の状態であることに加えて、圧力が高まった状態にあることが確認された。また、地獄谷で湧出している温泉水は、マグマ性流体と天水との混合で生成されており、地下浅所にて3種類の温泉水に分化していることが明らかになった。これらのことから、立山地獄谷は、水蒸気爆発の発生場としての要件を満たしていると考えられる。
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平成27年度国土地理院調査研究年報
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http://www.ksvo.titech.ac.jp/~kanda/contents1.html