研究課題
基盤研究(C)
動脈硬化の発症過程において、血液中の単球の血管内皮への接着及び内皮下への浸潤は非常に重要である。我々はこの浸潤過程における単球と血管内皮の物理的・機械的相互作用に着目し、メカノセンサー分子TRPV2の役割を検討した。ヒト培養内皮細胞を用いたTRPV2ノックダウン、及び過剰発現系、更に各種生化学的検討により、TRPV2は外部からの物理刺激に応答し、Caイオンの流入を介してアクチン細胞骨格の制御による仮足形成、及びそれによって生ずる細胞の動きを促すと同時に、細胞周期を正に調節することにより、細胞が動き、分裂するという生存の為に必須の因子であることを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) 備考 (3件)
Kawasaki Medical Journal
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http://www.kawasaki-m.ac.jp/med/study/info.php?id=202