研究課題/領域番号 |
25360014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
内田 みどり 和歌山大学, 教育学部, 教授 (10304172)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 移行期正義 / ポスト移行期正義 / 歴史的記憶 / ウルグアイ / 2つの悪魔説 / 軍政期人権侵害 / 失効法 / ウルグアイ政党政治 / ウルグアイ地方選挙 / ウルグアイ大統領選挙 |
研究成果の概要 |
2013~15年には、訴追に熱心だったモタ判事の異動や失効法時効不適用法への違憲判決等、司法府の軍政期人権侵害訴追に対する冷淡な姿勢が目立った。訴追に冷淡なムヒカ大統領の意向が間接的に影響を及ぼしているという指摘もある。2014年の大統領選挙では軍政をめぐる記憶を政治利用してきた伝統政党の候補は過去とのつながりを隠し、逆に拡大戦線がそれをあてこするという記憶の政治利用があった。元ゲリラ/人質のウィドブロ国防相は軍と沈黙の掟を共有し人権団体を非難するなど、ウルグアイの記憶闘争は「被害者」が分裂し、錯綜している。今後は記憶の政治利用の長い伝統の中に、この記憶闘争を位置づける視点が必要である。
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