研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近年インドで急増する国内労働移動が農村の労働市場に与えた短中期的な影響を検証しつつ、マクロレベルでの地域、階層間格差拡大のメカニズムを労働移動という視点から分析した。分析対象は、インドの最貧困州であり、季節労働移動車の最大の送り出し州であるビハール州農村である。家計調査とフォーカス・グループ・ディスカッションから、経済階層と州外の雇用・労働条件や賃金に関係がみられること、また、男性の労働移動の増加が農村労働市場の賃金や女性の農業労働の与えた影響は大きくないことを示した。
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