研究課題/領域番号 |
25370007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
加地 大介 埼玉大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (50251145)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 力能 / 因果 / 実体 / 様相 / 実在論 / 擬似的実体 / 現象的対象 / 存在論 / 質料 / 形相 / 本質主義 |
研究成果の概要 |
力能実在論に基づいて実体と因果に関する次の結論を得た: (1)力能は、発現のみによって個別化されるべき性質であり、その様相的本性は、その発現に向かっているという意味での、程度を伴う一種の可能性としての潜在性である。そして力能は、本質および持続と並ぶ、実体的対象にまつわる形而上学的様相の源泉のひとつとして捉えられるべきである。 (2)ふたつの連続するできごとを因果項とする「できごと因果モデル」を、原因としての実体的対象がその因果的力能を行使・発現するプロセスによって、その力能の受容者が変化するプロセスを同時的に結果としてもたらすと考える「因果の〈実体-プロセス〉モデル」に変更していくべきである。
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