研究課題/領域番号 |
25370012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
鈴木 朋子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 研究員 (90622069)
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研究分担者 |
徳重 公美 お茶の水女子大学, 文教育学部, アカデミック・アシスタント (00648884)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 仏教学 / 中国哲学 / 清沢満之 / 吉田覚寿 / 島田重禮 / 吉谷覚寿 / 日本仏教 / 近代日本思想 |
研究成果の概要 |
1888(明治19)年から翌年にかけて、東京大学で吉谷覚寿(1843-1914)が行ったインド哲学(仏教学)、および島田重禮(1838-1896)による中国哲学の講義内容を筆記した高嶺三吉の直筆ノートを翻刻、分析した。その結果、これらの講義には、二つの思想的意義があることが明らかとなった。 一つ目は、西洋思想を重視する傾向にあった当時の状況に対し、仏教と中国哲学を西洋哲学に比肩するものと位置付けるための基礎を与えたという点である。第二に、受講生の一人であり、後に近代を代表する宗教哲学者、仏教思想家として活躍した清沢満之(1863-1903)の思想形成における素地となったという点である。
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