研究課題/領域番号 |
25370022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
山本 與志隆 愛媛大学, 法文学部, 教授 (50294781)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ハイデガー / ユンガー / ニヒリズム / 労働 / 総かり立て体制 / 総動員 / 科学技術文明 / 危機の転換 / ニーチェ / 労働者 / 自然(じねん) / 現代の危機 / 存在の歴史 / 力への意志 / 形態 / 存在の問い / 形而上学 / 存在史 / 別なる始まり |
研究成果の概要 |
ハイデガーとユンガーに焦点を当て、現代社会に蔓延するニヒリズムの中での我々人間存在の在り方を解明した。 具体的には、ニヒリズムの中では人間存在が「労働者(Arbeiter)」としてのみ把握されることを手引きとして、現代は人間存在がそれ自身に固有の意味や価値を剥奪されて、ただただ外的な目的に資するという尺度でのみ規定される時代であることが剔抉された。また、そうした経緯の中で「労働」のあり方そのものが変質を被って、人間存在そのものの意義を無化(Vernichtung)するあり方を呈するようになったことに対して、「労働」の現代的あり方を本来的なあり方へと転換するための視座を提示した。
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