研究課題/領域番号 |
25370038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 長野工業高等専門学校 |
研究代表者 |
中村 博雄 長野工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (90141887)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | S.フリートレンダー / カント / 平和 / 教育 / 自我 / 極性 / 創造的無差別 / S.フリートレンダー / 人格 / フリートレンダー/ミュノーナ / 平和論 / 教育論 / 未来論 / 理性 / 科学技術 / 未来 |
研究成果の概要 |
S.フリートレンダーの平和論と教育論は、「極性」「創造的無差別」という独自の思想に基づいている。この根本思想を基に改めてカントの永遠平和論を見直すと、その今日的意義と可能性、今後の課題が浮き彫りになる。その具体例が、日本国憲法の基本理念(平和主義〔序文、9条〕と個人としての人格の尊重〔13条〕)とその基本精神に基づく人格教育の実践である。現実(政治、科学技術)と理想(平和、空想)の問題における消極的思考と積極的思考の「極性」は、個人の人格(理性)の「創造的無差別」の働きによって調和できる。この人格主体の教育こそ、今後人類の永遠平和実現の可能性と課題のポイントである。
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