研究課題/領域番号 |
25370059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
種村 隆元 大正大学, 仏教学部, 准教授 (90401158)
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研究分担者 |
加納 和雄 高野山大学, 文学部, 准教授 (00509523)
倉西 憲一 大正大学, 仏教学部, 講師 (90573709)
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連携研究者 |
苫米地 等流 一般財団法人人文情報学研究所, 仏典写本研究部門, 主席研究員 (60601680)
ヴァースデーヴァ ソームデーヴ 京都大学, 文学研究科, 特定教授 (10625594)
アーチャールヤ ディワーカラ 京都大学, 文学研究科, 准教授 (90612698)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | インド密教 / 教理 / 実践 / 註釈文献 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,インド密教における実践とその背後にある教理の関係を考察するために,『サンヴァローダヤタントラ』に対するラトナラクシタの註釈書『パドミニー』を中心として,関連書文献を精査した.『パドミニー』第1章前半,第13章前半,第22章前後半のサンスクリット語原典の世界初となる校訂テキストを出版するとともに,密教経典の正当性,密教の瞑想実践の正当性および有効性,尊像奉納儀礼の背景の教理などを検討した.そして,ラトナラクシタは密教実践を正当化する際に伝統的な非密教の大乗仏典を援用していること,また,その議論の背景には後期インド仏教における精緻な学問大系があることを明らかにした.
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