研究課題/領域番号 |
25370084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新宮 一成 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (20144404)
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研究分担者 |
大橋 勝 大阪芸術大学, 芸術学部, 講師 (90213834)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 主客未分 / 現象学 / 寸断された身体 / 精神分析 / 現代美術 / リトラル / リハビリテーション / ケア / 自と他の融合 / ケア論 / 自他未分 / フロイト / ラカン / 現代芸術 / 喪 |
研究成果の概要 |
主客未分の体験という概念は、人間に与えられた無条件の相互理解の場を指して肯定的に用いられるが、他者の住まう空間を自己もまた分有するというこの考えの中には、明らかに不合理なものが含まれている。この研究では、主客未分という概念によって示されていることがらを「寸断された身体」をはじめとする精神分析の概念によって練り直し、人間が幼児期に経験する自己身体との間の不協和の体験が、人間相互の身体が混じり合うような不合理な感じ方をも可能にしていると考えた。この可能性を現代芸術の造形原理の中で体験することを通じて、人間の相互ケアにおいても互いの身体を自他未分化の水準で捉える実践を開き得ることを見出した。
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