研究課題/領域番号 |
25370094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
土橋 茂樹 中央大学, 文学部, 教授 (80207399)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 西洋思想史 / 古代ギリシア哲学 / 教父学 / 洞窟の比喩 / 新プラトン主義 / プラトン / 『国家』篇 |
研究成果の概要 |
本研究の成果としては、プラトンの主著『国家』篇の中でも特によく知られている「洞窟の比喩」の主要モチーフが、アリストテレスからヘレニズム期を経て、初期キリスト教思想にどのような影響を与え、同時にどのような変容を被ったかを、ギリシア哲学とギリシア教父の双方の文献において具体的に検証・考察し得たこと、とりわけ哲人王統治という政治的な文脈で解釈されてきた「洞窟」への帰還(下降)というモチーフが、キリストによる救済論・経綸(オイコノミア)論へと変容していく経緯を詳細に跡付けられたこと、またそれらの成果を国内外において広く公表し得たことが挙げられる。
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