研究課題/領域番号 |
25370127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
八木 春生 筑波大学, 芸術系, 教授 (90261792)
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研究分担者 |
小澤 正人 成城大学, 文芸学部, 教授 (00257205)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 則天武后期仏教造像 / 初唐仏教造像 / 盛唐仏教造像 / 敦煌莫高窟唐前期造像 / 龍門石窟唐前期造像 / 西安宝慶寺塔造像龕 / 山東唐前期造像 / 天龍山石窟前期造像 / 天龍山石窟唐前期造像 / 龍門石窟 / 奉先寺洞 / 西安唐代仏教美術 / 洛陽唐代仏教美術 / 四川地方 / 広元皇沢寺石窟 / 梓潼県臥龍山千仏崖摩崖 / 唐時代仏教美術 / 西安仏教美術 |
研究成果の概要 |
唐時代前期において仏像の様式、形式上の急激な進展が認められたのは、則天武后期(690~705年)になってからであった。この時期に初めて写実的な肉体表現を持つ像が多数見られるようになる。そしてその後、中宗、睿宗時期(705~712年)には、さらに進んだ写実性を備えた像が出現した。則天武后と弥勒如来が、当時どの程度まで人々の間で同一視されていたかは不明である。しかし、則天武后の退位あるいは崩御で、仏像に当時の人々の理想とする人体形式を持たせる動きが加速した。そしてこれが、初唐期と盛唐期とを分ける大きな違いであり、インド美術を越えて仏像を人間化したことが、盛唐期の最大の特徴であると言える。
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