研究課題/領域番号 |
25370128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
片山 まび 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (80393312)
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研究協力者 |
北野 良枝
永井 正浩
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 倭館 / 釜山 / 茶陶 / 朝鮮 / 釜山窯 / 朝鮮陶磁 / 高麗茶碗 / 対馬 / 陶磁器 / 朝鮮時代 / 茶碗 / 御本茶碗 / 日朝関係 / 韓国・朝鮮 / 狩野常信 / 窯 / 窯跡 |
研究成果の概要 |
本研究は釜山窯の日本陶磁への影響について、様式・窯業技術・人的ネットワークの3点から考察した。様式においては、釜山窯は日本各地の高麗茶碗写しの様式を主導したが、いっぽうで日本陶磁は本来的な装飾ではない削目などを強調する傾向が強く、さらには装飾のひとつとして取り込んでいった。窯業技術においては、釜山窯では終始一貫して朝鮮陶磁の技術を主体とし、日本陶磁ではその独自の技術によって高麗茶碗の写しを行った。釜山窯の様式が高麗茶碗写しの規範となりえた背景には、その受容者が将軍、幕閣など政治の中枢に釜山窯の茶陶が取り上げられたこと、狩野派の下絵を用いるなど言わば「官窯」としての性格をもっていたことにある。
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