一九五〇年代アメリカの映画・テレビにみる「男らしさ」の変容

• 研究課題/領域番号: 25370166
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 芸術一般
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 飯岡 詩朗 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (90345728)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 映画 / テレビ / アメリカ / シチュエーション・コメディ / ハリウッド / 男らしさ / 1950年代 / 間メディア性 / 家族 / メロドラマ / シットコム / マスキュリニティ / ハリウッド映画 / ファミリー・ドラマ / ジェンダー

研究成果の概要

本研究は、第二次世界大戦後から1950 年代の映画とテレビにおいて「男らしさ」の表象がどのように変容したのかを、とくに「家庭的」な男性像に着目し、同時代の多様なテクストの横断的な分析を通して、具体的に明らかにすることを目的とした。1950年代アメリカにおいては、映画・テレビの垣根を越え、戦前・戦中までの「男らしさ」の喪失を受けとめる新たな／別の「男らしさ」を描くようになったが、ほぼ同時期に、映画は1940年代までに確立された表現スタイルを多かれ少なかれ廃棄し、多くの場合、テレビの人気に対抗する／順ずる新たな／別の表現スタイルを模索するようにもなった。

研究成果

• [雑誌論文] テレビに順ずる／抗するハリウッド : 「アイ・ラブ・ルーシー」の二度の映画化をめぐって (2016)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 雑誌名: 応用社会学研究 = The journal of applied sociology 巻: 58 ページ: 105-118
  • DOI: 10.14992/00012024
  • NAID: 120005746860
  • URL: http://id.nii.ac.jp/1062/00012024/
  • 年月日: 2016-03-23
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 遅れてきた男 : 『花嫁の父』(1950）における観客のいない演技者 (2015)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 雑誌名: 信州大学人文科学論集 巻: 2 ページ: 197-217
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] 分身／分裂する男――『七年目の浮気』とシネマスコープ (2016)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 学会等名: 日本映像学会第42回大会
  • 発表場所: 日本映画大学（神奈川県）
  • 年月日: 2016-05-28
• [学会発表] テレビ／映画批評としての The Long, Long Trailer (1954) (2015)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 学会等名: 日本映像学会第41回大会
  • 発表場所: 京都造形芸術大学（京都府）
  • 年月日: 2015-05-31
• [学会発表] テレビ／映画批評としての The Long, Long Trailer (1954) (2015)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 学会等名: 日本映像学会第41回大会
  • 発表場所: 京都造形芸術大学
  • 年月日: 2015-05-30 – 2015-05-31
• [学会発表] ハッピー・エンディングとは何（であった）か：1950年代アメリカのファミリー・ドラマにおける「幸福」 (2014)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 学会等名: 日本映像学会第40回大会
  • 発表場所: 沖縄県立芸術大学
  • 年月日: 2014-06-07 – 2014-06-08
• [学会発表] ハッピー・エンディングとは何（であった）か 1950年代アメリカのファミリー・ドラマにおける「幸福」 (2014)
  • 著者名/発表者名: 飯岡詩朗
  • 学会等名: 日本映像学会第40回大会
  • 発表場所: 沖縄県立芸術大学