研究課題/領域番号 |
25370208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
久保 勇 千葉大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教 (10323437)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 軍記物語 / 近代 / 平家物語 / 平曲 / 山田孝雄 / 館山漸之進 / 福地桜痴 / 梅澤和軒 / 軍記 / 梅澤精一 / 中世文学 / 芸能・芸術 / 近現代史 / 地方史 / 郷土史 / 明治 / 観光 / 享受史 |
研究成果の概要 |
本研究は,明治期において軍記文学が「文化」として,多様化した〈知〉と〈メディア〉を通していかなる展開を果たしたのか考究するものである。『平家物語』を中心対象とした。明治末年の館山漸之進『平家音楽史』,山田孝雄『平家物語考』が,明治期の研究の画期として位置づけられていたが,これらの前提となる状況が明らかにした。両者に共通するのは,福地桜痴が新聞紙上等で明治35年までに公表している平曲および『平家物語』に関する成果である。また,明治前期の「脱亜入欧」の文化思想的動向を超える『平家』の根強い享受層の存在は,一部の投稿雑誌(『文庫』の小島烏水)や市民による平曲継承の営み等に確認することができた。
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