研究課題
基盤研究(C)
江戸時代に数多く出版された『古状揃』を様々な観点から検討し、次のような知見を得た。『古状揃』は、書道の教科書、文語文の教科書であるだけでなく、江戸時代の若年層の初学において、歴史や歴史文学へ彼らを誘う、大変重要な本であることが確認できた。『古状揃』は、江戸時代の人々が最初に目にする文学的なテキストであり、文学入門書であったと言っても過言ではない。