勅撰和歌集と古代礼楽思想の和漢比較研究

• 研究課題/領域番号: 25370212
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本文学
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 渡辺 秀夫 信州大学, 人文学部, 名誉教授 (90123083)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 勅撰和歌集 / 礼楽思想 / 和漢比較文学 / 外来文化の受容 / 典拠・材源論

研究成果の概要

平安から室町時代にかけて編まれた２１代にわたる勅撰和歌集編纂を支える思想基盤には,中国を中心とする東アジア儒教文化圏に共通する古代儒教による「礼楽」思想が一貫して存在し,この礼楽思想の日本的展開,我が国固有の変容の成果として勅撰和歌集が編纂され続けたこと,さらに,この「礼楽」の思想的基盤(特に,中国古代音楽論)への認識を深めることが,勅撰和歌集研究に不可欠の要件であること等の諸点を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 方術の描かれる物語――『竹取物語』を読みなおす (2017)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 雑誌名: 平安朝文学研究 巻: 復刊第25号 ページ: 87-90
• [雑誌論文] 『竹取物語』の漢文世界―物語文学における典拠・材源論に向けて― (2017)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 雑誌名: 中古文学 巻: 99
  • 査読あり
• [学会発表] 日本古典研究の方法 (2017)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 学会等名: 北京日本学研究センター特別講義
  • 発表場所: 北京日本学研究センター（中華人民共和国北京市）
  • 年月日: 2017-03-02
  • 招待講演
• [学会発表] 日本古典研究における昭和50年～60年代 (2016)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 学会等名: 国際会議「戦争と平和―昭和天皇の日本」ワルシャワ大学
  • 発表場所: ワルシャワ大学図書館（ポーランド共和国ワルシャワ市）
  • 年月日: 2016-10-25
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 『竹取物語』の漢文世界―物語文学における典拠・材源論に向けて (2016)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 学会等名: 中古文学会春季大会
  • 発表場所: 早稲田大学国際会議場
  • 年月日: 2016-05-22
• [学会発表] 『竹取物語』を読み直す―神仙ワールドの復元的共有 (2015)
  • 著者名/発表者名: 渡辺秀夫
  • 学会等名: 和漢比較文学会大会
  • 発表場所: 関西大学千里山キャンパス
  • 年月日: 2015-09-13
• [学会発表] 「草創期の仮名文について―奏上時に「仮名序」は無かった」 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渡邊秀夫
  • 学会等名: 北京日本学研究センター招待講演
  • 発表場所: 中国北京市、北京日本学研究センター
  • 年月日: 2014-05-13
  • 招待講演
• [学会発表] 古今集序を読むために
  • 著者名/発表者名: 渡邊秀夫
  • 学会等名: 和歌文学会
  • 発表場所: 駒澤大学
• [学会発表] 草創期の仮名文について―古今集仮名序をめぐって
  • 著者名/発表者名: 渡邊秀夫
  • 学会等名: 第７回ワルシャワ大学日本祭「平成の日本―日本的伝統からの離反と回帰」
  • 発表場所: ワルシャワ大学図書館
  • 招待講演
• [図書] 和歌の詩学―平安朝文学と漢文世界 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渡邊秀夫
  • 総ページ数: 561
  • 出版者: 勉誠出版