研究課題/領域番号 |
25370222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 藤女子大学 |
研究代表者 |
種田 和加子 藤女子大学, 文学部, 教授 (90171868)
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研究分担者 |
乾 淑子 東海大学, 国際文化学部, 教授 (40183008)
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研究協力者 |
穴倉 玉日
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 博覧会 / ジャポニスム / 金工史 / 職人 / 謡曲 / 物語 / 紋様 / 職人文学 / イコノロジー / 金工 / ウイーン万博 / ニュルベルク金工博 / イコノロジー / 泉清次 / 泉鏡花 / 近代史 / 美術史 |
研究成果の概要 |
泉鏡花のバックグラウンドとして彫金師の父泉清次がいかに関与し、影響を与えているかを解明した。まず、清次がウイーン万博に和泉政久の名前で「花器」を出品している可能性の高さと、ニュルンベルク金工博覧会に「香炉」などを出品していたことをつきとめた。ウイーン万博の「花器」は、謡曲で名高い「海士ノ玉採リ」を象嵌したものである。清次が輸出工芸時代に制作したものは、たしかな技術とジャポニスムが直結したものである。同時に、鏡花と能の結びつきは母方のみならず、父からの摂取もある。鏡花作品に父を源流とした職人や工芸品が多く登場しており、「模様」「デザイン」の面からの父の影響は大きい。まさに博覧会時代の所産である。
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