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近世花道書からみる流派の拡大と交流に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25370254
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関池坊短期大学

研究代表者

小林 加代子  池坊短期大学, その他部局等, 准教授 (10515646)

研究分担者 松本 公一  池坊短期大学, その他部局等, 教授 (60442258)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードいけばな / 華道 / 花道書 / 立花 / 花型 / 重宝記 / 改版 / 池坊
研究概要

近年、華道・茶道といったいわゆる伝統文化への関心が再び高まりを見せている。しかし、近世に数多く出版された花道書については、その概要も十分に把握されておらず、体系化もなされていない。本研究は、近世いけばな研究のためにも花道書、花書の基礎研究が必要であると考え、本文および花型図を集成し、体系化をはかる。
平成25年度は、データベース構築の基礎作業として、申請者が所属する池坊短期大学所蔵の花道書の書誌、本文、花型図の基礎データの蓄積を行った。特に、立花に関しては、池坊短期大学所蔵資料のみならず、天和、貞享年間以降刊行された『立花大全』『立花正道集』をはじめとした花道書の収集を行い、本文と花型図の比較検討を行った。その結果、書物間で、本文、花型を相互に引用しあっている状況が確認できた。また、増補改版や、いわゆる海賊版の刊行、あるいは、重宝記において花型図や本文が引用されることによって、定型的な花型と花型に伴う理論とが一般に流布したと見ることができる。
定型的な花型と理論が書物によって流布したことは、池坊をはじめとしたいけばなが各地に拡大する基盤となったと考えられる。一方、家元の花型図、社中による花型図は、花会の図録ともいうべきものであるが、これらは花道書の定型と対をなすものとして検討する必要がある。
ところで、岐阜は、いけばなが盛んであった地域の一つであるが、史料収集を行ったところ、主として18世紀以降の、池坊の伝授状、花会の記録等が確認できた。特に、いけばなを介して形成された人脈が把握できる点は重要である。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 万屋彦太郎版『古今増補立花大全』、『立花訓蒙図彙』について2014

    • 著者名/発表者名
      小林加代子
    • 学会等名
      同志社大学人文科学研究所第15部門研究研究会
    • 発表場所
      同志社大学
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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