研究課題/領域番号 |
25370289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
亀澤 美由紀 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (60279635)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | トマス・ハーディ / ジェンダー論 / 英文学 / ジェンダー / E.K.セジウィック / Thing theory / ホモソーシャル理論 |
研究成果の概要 |
トマス・ハーディのテクストを身体・ことば・貨幣の象徴交換としてとらえ、近代から現代を通じて社会が経験してきたシステム変動――性の揺らぎ・文学ジャンルの動揺・経済システムの変化――が個々バラバラではなく、密接に関連した事象として立ちあらわれる様子を析出した。身体が近代の刻印を受ける様子や、「テクスト化された身体」やことばが主体転覆をはかる様子、それに対応してリアリズムに亀裂が入る様子などを、『日陰者ジュード』『ダーバヴィル家のテス』を中心に分析した。またそれに先んずるかたちで、主体転覆のプロセスが、19世紀における経済システムの変動と軌を一にするものであったとの主張を、文学批評に辿った。
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