研究課題/領域番号 |
25370296
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
田中 孝信 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 教授 (20171770)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 19世紀英文学 / ジャーナリズム / ロンドン / イーストエンド / 慈善活動 / 女同士の絆 / 浮浪児 / 異人種混淆 / スラミング / 母性愛 / 女性の連帯 / 中国人移民 / エリート男性 / 博愛主義 / 偽善 / 汚穢 / 独身女性 |
研究成果の概要 |
19世紀後半から20世紀初頭のロンドンで貧困と犯罪の温床として中・上流階級の関心を引いたイーストエンドが、19世紀全般にわたって文学やジャーナリズムでどのように表象されていたかを、中心世界の眼差しが帯びる両面価値性の観点から分析することで明らかにすることを目的とした。様々なタブーの境界侵犯の可能性を探った結果、この地区に対して憐れみや恐怖のみならず、抑圧された自己の共鳴が見られることが判明した。イーストエンドが持つ「嫌悪の魅力」は、特定の価値コードのもとに一元化されていた現実に本来の多元性を回復させ中心世界の人々に生きているという感情を蘇らせると同時に、彼らの秘めたる欲求をも暴くのである。
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