研究課題
基盤研究(C)
本研究をとおしてわたしは、19世紀後半から20世紀前半にかけてのイギリス小説に頻出する心霊現象のモチーフ(死者の霊との交信、幽霊現象、テレパシー、千里眼、読心術、催眠術など)に着目しながら、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を同時代の心霊主義と心霊研究との学際的関連のなかで読解した。また、超自然的なものに対するこの時代の態度を、心霊主義、心霊研究、科学的自然主義という三つの側面から総合的に研究し、心霊現象がこの時代にもっていた思想的意味を確認するとともに、最終的に『ドラキュラ』に関する新しい解釈を提示しようとした。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 5件) 図書 (3件)
『英文学研究 支部統合号』、日本英文学会
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『ギャスケル論集』(日本ギャスケル協会)
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『ヴィクトリア朝文化研究』日本ヴィクトリア朝文化研究学会
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『一九世紀「英国」小説の展開』海老根宏・高橋和久編(松柏社)
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法政大学英文学誌
巻: 56 ページ: 19-37
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英語年鑑
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