研究課題/領域番号 |
25370341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塚本 昌則 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (90242081)
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研究分担者 |
月村 辰雄 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (50143342)
中地 義和 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (50188942)
野崎 歓 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (60218310)
新田 昌英 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 助教 (70634559)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 散文 / フランス近代文学 / 声 / 音響技術 / 非人間 / 声のテクノロジー / 物語行為 / 非人間性 / 語りの声 / 近代フランス文学 / フィクション |
研究成果の概要 |
フランスの近代文学、とりわけ1850年代以降の文学において、散文はある特別な言語形態とみなされるようになった。詩的強度をそなえるようになった散文は、小説、自伝、抒情詩、戯曲、批評等、ロマン主義以降、主要な文学ジャンルとなった形式そのものを破壊し、二十世紀にはいずれの形式にも区分できない作品が数多く書かれるようになった。どうしてこのような変化が起こったのか。本研究では、この疑問に〈語りの声〉という視点から分析を行った。テクノロジーの進展による知覚の変化と、言葉が古代からもってきた歌の力の緊張関係が、散文が近代もつようになった詩的強度の源泉のひとつとなった、というのが本研究で得た知見である。
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