研究課題/領域番号 |
25370343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
博多 かおる 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (60368446)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | オノレ・ド・バルザック / 文学と音楽 / 口語と書き言葉 / ポリフォニー / フランス文学 / ヨーロッパ文学 / 音楽 / バルザック / オペラ / 音楽と文学 / ベルリオーズ |
研究成果の概要 |
オノレ・ド・バルザックの小説における音楽の役割を、小説で論じられている声や楽器の概念、音楽作品の内容、コミュニケーションや種々の伝達行為における音楽の役割などに着目して分析した。その結果、音楽作品の引用が、小説の登場人物像や象徴の体系の形成、社会的関係性の暗示、書き言葉が表現する言葉の抑揚やそこに含まれる静寂についての考察、コミュニケーションに関する思考などにおいて果たす役割を明らかにすることができた。また音楽作品と小説の言説の重なり合いから複数の読みの可能性が開け、意味の重層性やアイロニーが生まれるプロセスも具体的に見て取ることができた。
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