研究課題/領域番号 |
25370358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
高岡 尚子 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (30403314)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 仏文学 / 文学一般 / ジェンダー / 女性学 / 女性作家 / 老い |
研究成果の概要 |
本研究課題は、フランスの近現代小説に描かれた「老いる女性」へのまなざしを分析し、その特徴と、そこに現れるジェンダー構造を明らかにすることであった。19世紀に書かれた男性作家による小説からは、「老いる女性」に対する強い嫌悪と同時に恐怖が存在することが読み取れた。また、女性自身が書いた作品にも、自らが老いることも含め、軽蔑的な視線が存在することは確かだが、一方で、特に、自身の母親の死を描いた女性作家たちの言説には、女が生きることへの敬意と、母の尊厳を取り戻そうとする意図が見られた。ここに、「老いる」ことの考察をきっかけとして結び直された、女性たちの世代を超えた絆の存在を指摘できる。
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